フランス在住Yuko’s Blog

私なりの視点から、フランスの日常をご紹介

フランス人はボンジュールと言わないの?

Bonjour!今日はフランス人の挨拶のすばらしさについて語る回。

なんと、私もよくみていたフランス人youtuberのべべちゃんが、『フランス人はボンジュールと言いません』(KADOKAWA)という本を出したそう。

その本は読んでいないんですが、家族や親しい友達との会話でボンジュールはあまり使っていない印象。

でも実際、フランスにいると一日で一番多く使われる言葉だなと感じています。

Bonjour!<bɔ̃ʒur>
ボンジュール=おはよう、こんにちは

この言葉は、挨拶として広く使われる単語です。
発音するときは、カタカナでわかりやすく書くと、「ボンジューッ」っていう感じ。最後の「ル」は実際のところ発音しないです。

アクセントとしては、お店のマダムが裏声を使って、「ボンジュ~(⤵)」とご機嫌な感じで言うときもあれば、ムシュー同士、落ち着いた「ボンジュー(⤴)」と言うときも。

どういうときに使うかと言うと、

1.人と会ったとき

近所の人や、勤務先の人と会ったときなど、一般的なあいさつとして使います。

知り合いはもちろんですが、道ですれ違うときなど、知らない人とも挨拶するときもあります!
うちの方は田舎の小さな町なので、結構みんなすれ違いざまにボンジュール!って言いますね。
日本でも、ローカルの方だとそんな感じじゃないのかな?

たまにすれ違う人に気合い入れて「ボンジュール!」と言ってみたら、イヤホンつけてて返してくれなかった・・・みたいなパターンもあって、地味にショックだったりもします!笑

2.お店に入るとき

これは都会でも田舎でも、どこでも絶対に使います!
お店に入ったら、まず「ボンジュール」とあいさつしましょう!

無言でお店に入ってしまうとちょっと変な人、と思われてしまうこともあるので、「お店に入りますよ~」という合図みたいな意味合いもあるのかも。

礼儀・マナーとしてニコっと「ボンジュール」と挨拶するといいと思います。

3.バスに乗るとき

バスに乗るとき、ドライバーの近くのドアから乗ったらここでも「ボンジュール」!
言わない人もいますが、安全運転してもらいたいし、バスの雰囲気もよくなるので挨拶するのをおすすめします。

またお店を出るときやバスを降りるときは必ず、

「メルシー(ありがとう)」
「オヴォアー(さようなら)」
「ボンジョルネ(よい一日を)」

などと別れの挨拶をして終わります。


どうでしたか?

こういった挨拶を重要視するところ、とても素晴らしい文化だと思います!

子供から大人まで、みんな当たり前のようにちゃんと言えるんですよ。

以前、パリでバスに乗った際、小さな子供がお母さんから離れてちょっとぐずっていたんですね。
そうしたら近くにいた見知らぬおばあさんがその子に、「ボンジュール、ㇺシュー。」と、人として、ひとりの男性として、優しく挨拶していました。子供扱いせず。
その子はちゃんと切り替えて挨拶を返していましたね。

ただ、日本だとなかなか真似できないですよね~笑

日本だと、「こんにちは」って使わない日もあるくらいですよね。ちょっとよそよそしい感じもします?
「おはようございます」や「お疲れさまです」の方がよく使うかな。

そうそう、日本だと目を合わせずにさらっと挨拶することも多いと思いますが、フランスでは必ず目を合わせてしっかりコミュニケーションを取るんです。

人と目を合わせてニコっと笑顔であいさつをする。
これって基本的なことだけど、当たり前のようにできていないかも・・・?

ぜひフランス人の挨拶のしかたを真似してみてください。
自分から挨拶をすることで気分もご機嫌になるかも♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!Merci!

コメントを残す