フランス在住Yuko’s Blog

私なりの視点から、フランスの日常をご紹介

合計10か国からフランスに来た外国人|OFII Day1

2024年11月にOFIIのテスト・面接を終えた私。
以前のブログは下記で紹介しています。

2024年11月最新|OFIIフランス語筆記テスト・面接内容
最新OFIIテスト対策|絶対にやっておきたいフランス語

テストをパスしても最低限のA1レベルだったので、4日間のコース受講は義務。
そのうち2日はwebで受けられるとの話だったのですが・・・
webで受講可能なのはフランス語のみで、ディスカッションできるレベルではないとダメということがわかり、結局、実地コースを受けることになりました。

こういう一筋縄でいかないところがフランス。もうだいぶ慣れました。

電車に乗って30分ほどのBellegardeという街で実施されます。いつも曇っているイメージの山あいの街です。

往復17ユーロ、片道1,500円以上する切符代は少し高めですが、ひとりで日帰り旅行をする感覚で楽しみました。

クリスマス目前なので、早朝でもイルミネーションがライトアップされています。

授業は9時スタート、何時に終わるかはメールに書いていませんでした。

案内のメールには、
①招待状(メール)のコピー
➁身分証明書
③滞在許可証
これらを持って来いとのこと。「同伴者は入れないので一人で来てください」と書いてあります。①はメールの画面でもいいんじゃない・・・?と思いつつ、面倒ですが印刷して持っていきました。
勉強しに行くので、ノートとペンケースはもちろん持参。

1時間以上早く着いてしまったので、近くのパン屋で朝食をとり、9時10分前に会場へ。すでに10人ほど集まっていたかな。


小さなビルの空きテナントをそのまま教室にした感じの会場。

講師は、メインっぽい先生と、通訳者っぽい先生2人の合計3人で、全員女性。
メインの先生は、フランス人の厳しそうなメガネをかけた白人女性教師を思い浮かべてくれたら大体イメージどおりかと思います(笑)

着いたら自分の名前を紙に書いて折り曲げ、置いておきます。
9時スタートだけど、9時きっかりに始まらないのがフランスタイム。

30分ほどかけてメインの先生が全員の席に行き、名前、電話番号、を口頭で確認。メールのコピーとパスポート、滞在許可証をチェックされます。ひたすら待ちます。

その間、5人ほど遅刻してきました。少しの遅刻なら許されるみたいです。

  • このコースは、今日と残り2日(来月以降)の計3日、+ワークショップを行う最終日があって、合計4日間必ず受けなければならない *日程変更可
  • 9:00~16:00で行われ、12:00~13:15のあいだはランチタイム、たまに15分休憩あり
  • 携帯電話はサイレントモードに、緊急の電話なら出ても構わないが、外に出て短時間で済ませる
  • 写真撮影はパワポのスライドのみ、他の人が写ってしまう場合は許可を取り、SNSにアップするのは禁止

これらの注意点を話され、プロジェクターでパワポ資料を投影した形でプレゼンスタート。

メインの先生がフランス語で話すことを、トルコ語と英語の通訳者2名の先生が、通訳希望の生徒の近くで同時通訳してくれます。ささやきボイスで。
トルコ語希望の人は6人、英語希望の人は私含めてアジア人3人。

同時通訳の人が無料でついてくれるなんて心強い!しかも贅沢すぎる。
一体この経費はどこから出ているんだ・・・!
仏英翻訳の先生が、「他の会場では、音声デバイスを使いながら行うの。だけどここの会場はできたばかりだから設備が揃っていなくて・・・」

え!?音声デバイス!?
国際会議などでよくイメージする、別室でしゃべってくれて、イヤホンつけて聞くやつ?通常ならああいう形式みたい。

まずは自己紹介をしてください!とのこと。
①名前、➁出身国、③いつフランスに来たか、④このコースで何を学びたいか、をそれぞれ話してくださいと言われ、超緊張・・・
どこの国から来た人たちなのか気になるので、メモしたところ、このような結果に。

男性女性合計
トルコ516
コンゴ11
セネガル11
ギニア(たぶん)11
チュニジア11
モロッコ11
ウクライナ11
モンゴル11
中国11
日本(わたし)11
合計7815

10か国から来た外国人たちが一同に集結!

私は日本の学校にしか行ったことがないので、ここまで多国籍の人たちで勉強する場というのは超新鮮で、ワクワク!(笑)好奇心旺盛な性格なもんで(笑)

トルコ勢が多数!ですが、話を聞いていると、国籍はトルコではない人もいるようで、アフガニスタンとかなんとか・・・ネットで調べると、どうやらトルクメン語というトルコ語に似た言語を話す人たちもいるようで。
民族や言語は奥が深いなぁ・・・!

フランスにはケバブ屋が多く、都市部へ行くと、この一角ってケバブ屋しかなくね?みたいなところが結構あります(笑)それほどトルコ移民が多いよう。

ドキドキの自己紹介は、トルコ人から始まり、シャイなアジア勢はなかなか挙手できず、アフリカ勢がリード。別に競争じゃないけど(笑)
ここは日本を代表してしっかりアピールせねば、と手を挙げて話しました。

Je suis de Tokyo, Japon.
東京出身です。

と話すと、トルコ勢がびっくりした顔で「!!!」みたいな好反応(笑)。さすが親日のトルコ。

トルコ人男性たちは、固まっているからか積極的に意見したりおしゃべりしたり。
アジア勢はまじめにノートを取って受けていました。他の人たちは寝ちゃったりダルさ全開の人もいるのですが、寝ると厳しく注意されるので、まじめに受けることをおすすめします。(笑)

アジア勢は、おそらく私の人生で初めて出会ったであろうモンゴリアンの女性と、中国人の女性。
モンゴル人の方は、息子さんが日本の専門学校へ行っているそう。中国人の女性は私と同じ町に住んでおり、休憩中は3人でいろいろな話をしました。

モンゴルと聞いたら、モンゴルが舞台となった日本のドラマ・VIVANTの話をせずにいられず(笑)、ネットフリックス見てる?と聞いてゴリ推ししておきました。

あ、そうそう。モンゴル人は肉を超たくさん食べるけど、魚はほぼ食べないみたいで。日本人は魚好きなんでしょ?と聞かれ、日本人は魚も肉もなんでも食べるし好きだよ!寿司は日本で食べた?絶対食べてほしい!と言うと、「実は生の魚が苦手で、好きじゃないんだよね」と。

生の魚を食べる国ってあまりないので、苦手な外国人多いんだよね~。気持ちはわかるけど、あの美味しさを知らないなんてもったいない!!!


16時に終わったら、もうみんなへとへと。
先生たちも疲れるだろうし、特に同時通訳の方。疲労困憊って感じでした。
実は翻訳を聞いてる私たちもかなり疲れが。

というのも、今回は正面のスライドを見ながらフランス語の先生が話すのを聞き、同時に隣に座っている先生が話す英語を理解しながらノートを取る、という作業だったので、マルチタスク過ぎた・・・(笑)

午前が終わったら一覧表に自筆サイン、また午後の授業が終わったらサインと、必ずサインを求められます。これを間違えたり未記入のままにすると、受講した証明にならないようなので、注意してください!

サインには、ボールペンのインクも黒か青じゃないとダメみたい。これもフランス流?


授業の内容は本当に興味深いものでしたが、今日はここまで♪
またシェアしたいと思います!

Merci, Au revoir!

コメントを残す